PROGOSをご存知でしょうか?
英語のスピークング力を測るテストなのですが、最近会社の制度で無料で受験することができたので成績と受験した所感を書いていきます。
PRPGOSとは・・・
PROGOSを簡単に説明するとこちらです.。
PROGOS(プロゴス)は実践的なビジネスシーンを踏まえた英語スピーキング能力を測定するシステムです。
幅広く「仕事で使えるスピーキング力」を測定することができます。
オープンクエスチョン形式、受験時間は20分、測定結果は最短2~3分で返却可能です。
(公式HPより)https://progos.ai
PROGOSの一番の特徴はとてもお手軽にスピーキングテストの受験〜成績表示までできるということです。
自分のPCで好きな時間に受験が可能で、所要時間はだいたい30分弱くらい。AI自動採点なので結果もすぐに分かるという素晴らしいテストになっています。
成績は以下の6つの指標におけるレベルがCEFRに準拠したA1〜C2の値で提示されます。
- Range(表現の幅)
- Accuracy(正確さ)
- Fluency(流暢さ)
- Interaction(やりとり)
- Coherence(一貫性)
- Phonology(音韻)
各レベルの説明と他資格との比較は以下の通りです。
私は会社の制度を利用したので法人経由の申込でしたが、個人受験も可能なようです。ただしレアジョブ社の英会話コースに登録していることが条件になっているのでPROGOSだけ受験するとう方法はいまのところなさそうです。
詳細はこちら→https://www.rarejob.com/experiences/speakingtest_progos/
受験結果公開
先に私の受験結果をお見せしますが、その前に自分の英語力はこんな感じです。
- 直近数年のTOEIC L&Rのスコアは800前後
- 中学3年生時に英検2級取得
- 英語は学生時代から得意科目だったので苦手意識はない
- 勉強としての英語(リーディイング、リスニング)は得意だが、会話・ライティングは全く自信がない
- 仕事で英語を扱う機会はほぼなし
- 日頃英語の勉強はしていない、年に1回くらい腕試しでTOEICを受けるくらいしか英語に触れない
そんな私が特に何の対策もせずにPROGOSを受けた結果がこちらです。
総合評価は“A2 High”でした。
TOEIC L&Rスコアが800、S&Wは受けたことがないですが予測でスコア120として120×2.5=300とすれば、合計で1100。だいだい上の対照表と一致しますね。
各指標の結果とコメントを載せておきます。
指標 | スコア | コメント |
---|---|---|
Range | A2 | 短いフレーズや文章を使い、人、日常生活、好みに関して描写ができます。また、一般的な事柄に対して自分の立場を表明することができます。 |
Accuracy | A2 | いくつかの簡単な文章パターンや構文を正しく使えるものの、動詞の時制や主語と動詞を一致させられないなどの初歩的なミスをしてしまいます。 |
Fluency | B1 | 何をどのように言うべきか考えてから話すため、特に長く話すときにはまだ顕著に詰まったり言い直したりしますが、比較的容易に自分の言いたいことを表現できます。 |
Interaction | A2 | 相手が会話のリードをしてくれれば、日常の身近な話題に関して情報交換や会話のやりとりができます。 |
Coherence | A1 | 単語やフレーズをただつなげることができます。 |
Phonology | B1 | 発音は概ねわかりやすいです。適切に強調したりイントレネーションを使える単語や表現もあります。それでもまだ、母語っぽく発音してしまい訛りのようになっている部分があります。 |
コメントと照らし合わせるとかなり妥当な結果だなと思いました。特にCoherenceの評価が低く、Phonologyの評価が高い辺りでしっかり発言した内容と発音を区別して把握されているのだなというのが分かります。納得できる結果です。
実際の成績画面ではこれに加えて、フィードバックも書かれています。レベルアップへの学習アドバイスや具体的な学習例に触れられていて結構参考になります。
受験してみた感想
受験環境で気になるところは特にない
自分のPCでやるということだったので少し不安なところはありましたが、特に問題はなく受験することができました。
MacBook Air M1 + AirPods Pro(スピーカー、マイク用)でブラウザはsafariの環境で問題なしでした。受験前に環境チェックがあるので、不安な方もそこでチェックすれば大丈夫かと思います。
問題は結構難しい
英語は少し自信があったので軽い気持ちで受験しましたが、想定より問題が難しかったこと、自分のスピーキング力の想像以上の低さに驚いてしまいました。
設問はテキストもしくは音声で流れてきます。テキストの場合は何とか読みながら対応できるのですが、音声で流れる場合はヒアリングして設問を咀嚼してから口頭で回答という流れになるのでかなり忙しいテストになっています。
そもそもリスニングが不得意な人は設問を聞き取れずに終わってしまうというパターンも結構あると思います。私はリスニングは得意な方ですが、それでも何問か質問の意図が分からず回答したものがありました。
一定の会話を続ける設問では、会話を掘り下げる質問をされます。日本語で問われたとしても少し考えてしまう内容なので、それを英語で答えるのはかなり難易度が高いなと思いました。
ある程度パターン化されてはいるみたいなので、TOEIC同様ある程度の攻略法は有るのかなという気はします。自分の中の定型文を用意しとくとだいぶ違うと思います。
回答のための定型文はおそらく通常の英会話でもそのまま使えるものだと思うので、テストのためだけではなく本当の英語力向上に繋がりそうなのが良さそうだなと思いました。
採点は思ったより正確(だと思う)
スピーキングテストをAIにより自動採点するって時点で半信半疑でした。
ただ受けた後の結果を見てみるとなかなか精度は高いのかなと思います。個人的な感触としては、一つ一つの単語やその発音に問題はないけど、文法的におかしい回答をしたよなあというのが大まかな印象でした。
上記の結果コメントを見るとその予測はだいたい当てはまっていました。
いくつかの簡単な文章パターンや構文を正しく使えるものの、動詞の時制や主語と動詞を一致させられないなどの初歩的なミスをしてしまいます。
単語やフレーズをただつなげることができます。
ここら辺はまさに見抜かれているなという感じですね。。。
時間がかかる正確な採点よりも、PROGOSのように少しは精度低くても簡易に受けられる方が今後は受け入れられていくかもしれませんね。
いずれにしろ時代の進化を感じるサービスだなと思いました。興味の有る方はぜひ受験してみてください!
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