最近はワイヤレスイヤホンの普及が凄まじいですね。電車に乗っていても有線イヤホンよりもワイヤレスイヤホンを使っている人のほうが多いように感じます。
一時期はAppleのAirPodsの一強だった印象ですが最近は他メーカーからも同等もしくはそれ以上のコスパを誇る製品が多数発売されています。
そのため、嬉しい悩みなのですが、選択肢が多くなったことにより自分のニーズに最も合う製品を選択するのが難しくなっていると感じます。
ですので、この記事では最近発売されて高評価を得ている３種類のワイヤレスイヤホンを比較したいと思います。ただし、イヤホンに求める性能や価格は様々なので今回はテレワーク(在宅勤務)で使用する場合という前提をおいて比較していきたいと思います。
また、仕様情報の比較は各公式サイトやレビューサイトに記載があるので、ここでは敢えて主観的な情報を多めに比較したいと思います。
比較するイヤホン
- AirPods Pro (メーカー：Apple 発売日：2019年10月)
- Elite 85t (メーカー：JABRA 発売日：2020年11月)
- Soundcore Liberty 3 Pro (メーカー：Anker 発売日：2021年11月)
比較する機種はApple、JABRA、Ankerで発売されているマルチポイント機能、ノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホンです。
Elite 85tのレビュー記事はこちら↓
Soundcore Liberty 3 Proのレビュー記事はこちら↓
３つのイヤホンを比較してみた
それでは3機種の比較をしてみます。比較ポイントは以下６つの観点で行ってみました。
「マルチポイント対応デバイス」「マルチポイント切替の速さ」「マイク性能」「イヤホンからの音量調節」「充電方法」「価格」です。
※音質に関しては大きな差を感じられなかったこと、微妙な差異を言語化するのが難しいため今回の比較からは省略します。
比較結果は以下のとおりです。
| 比較ポイント | AirPods Pro | Elite 85t | Soundcore Liberty 3 Pro |
|---|---|---|---|
| マルチポイント対応デバイス | △ Apple製品間のみ | ○ あらゆるデバイス間で対応 | ○ あらゆるデバイス間で対応 |
| マルチポイント切替の速さ | ○ | ◎ | △ 数秒もたつく |
| マイク性能 | ○ | ○ | ○ |
| イヤホンからの音量調節 | × | ○ | × |
| 充電方法 | △ Qi,Lightning | ○ Qi,type-c | ○ Qi,type-c |
| 価格 ※2022年４月現在の相場価格 | × ¥30,000 | △ ¥21,000 | ○ ¥19,000 |
①マルチポイント対応デバイス
マルチポイント機能は３機種ともありますが、AirPods ProについてはApple製品間のみの対応となるので注意が必要です。例えば仕事用PCがWindows、私用スマホがiPhoneの場合、マルチポイント機能は使えません。
一方でElite 85t、Soundcore Liberty 3 ProはBluetooth接続できればOSによる制限はないので、こちらの２機種に軍配が上がります。
テレワークで使用する場合はこのマルチポイント機能が重要だと思います。仕事用PCだとWindowsを使っている方も多いと思うので使用する機器にApple製品以外がある場合は、AirPods Proは避けたほうがいいと思います。
②マルチポイント切替の速さ
マルチポイント機能を持っていても自動切替がスムーズに行われないとストレスの元となります。
切替の速さで比較してみると、AirPods ProとElite85tはとてもスムーズです。違う端末で音楽や動画を流すと違和感なく接続が切り替わります。特にElite 85tは本当に切り替わったのかを逆に疑ってしまうくらいで、まさにシームレスという言葉がぴったりです。そのため、◎としました。
一方でSoundcore Liberty 3 Proは切替に数秒の時間を要しましたので△としています。しかし、切替に失敗したりすることはないので機能としては十分です。あくまでも他の2製品との比較をした場合の評価ということをご承知おきください。
③マイク性能
テレワークではオンライン会議が必須なのでマイク性能も気になるところです。しかし、この点はどの製品も優劣は特に感じませんでした。
参考にElite 85t、Soundcore Liberty 3 Proのマイク音声をお聞きください。音質の大きな差は感じられないと思います。AirPods Proの音声は掲載できていませんが、こちらも大きな差はないと感じています。
④イヤホンからの音量調節
地味に便利な機能がイヤホン本体からの音量調節機能です。音楽を聞いたり会議をしたりと色々な利用シーンがあるテレワーク中においては、音量調節をすることもそれなりの頻度であるかと思います。
その時にいちいちマウスやスマホに手を伸ばしボリューム調節をするのはけっこう面倒です。そういった時にElite 85tだけは本体のボタンを長押しすることで音量調節できるので便利です。各製品の機能が拮抗する中でこのポイントはかなり大きいです。
⑤充電方法
どの製品もQiに対応しています。充電パッドに置くだけで済むのはやはり便利ですね。
あとは、ケーブル充電する場合の端子ですがAirPods ProのみLightningに対応しているので△としています。PCやタブレットにおいて充電端子はUSB type-cが主流ですので、それらの端末との互換性という意味ではLightningだとやや不便に感じることがあるかと思いますので△としました。
Apple製品もiPadやMacBookはUSB type-cですもんね。iPhoneで利用することを想定してLightningなんでしょうけど、iPhoneがtype-cを採用しないことの不便さがここにも表れている気がします。。。
⑥価格
2022年4月現在の価格相場ですと、AirPods Proが3万円前後で、Elite 85t、Soundcore Liberty 3 Proは2万円前後となっています。やはりAnker製ということもあり、Soundcoreがこの中では最も安価に手に入れられることができると思います。
まとめ
上記の比較を元に条件ごとに買うべき製品をまとめていきたいと思います。
・特にこだわりがない場合
・以下２点の条件に合致しない場合
→Elite 85t
・テレワークでApple製品(Mac,iPad,iPhone)のみを使う場合
→AirPods Pro
・とにかく価格を抑えたい場合
→Soundcore Liberty 3 Pro
総合的にはElite 85tが最も優れているという結果になりました。この製品を選んでおけばどんな方でも不満に感じることはないと思います。
ただし、AppleマニアでApple製品にこだわりがある人はAirPods Pro、価格を少しでも抑えたい方はSoundcore Liberty 3 Proを選ぶといいと思います。この2製品も機能的に大きく劣ることはないので自分のニーズに合ったものを選びましょう！
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